アブラムシ自然集団にはしばしば異なる体色の個体が共存し、それぞれが捕食や寄生の回避において異なる特性を示すことが知られていた。今回、エンドウヒゲナガアブラムシの自然集団から、赤色のアブラムシを緑色に変えるRickettsiella属の新規な共生細菌を発見した。Rickettsiellaの感染により、アブラムシの色素のうち青~緑色の多環式キノン類は増大したが、黄~赤色のカロチノイド系色素にはほとんど影響がなかった。Rickettsiellaが体色を変えることで、アブラムシの捕食?被食関係にも大きな影響が生じる可能性がある。