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お隣の太陽系外惑星

The exoplanet next door

Daniel Clery

天文学者らによって、太陽系に最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリを周回する小さな惑星が発見された。彼らは、この新たに発見された世界によって、太陽系の外にある惑星を詳細に研究する最良の機会が提供されると述べ、どのような惑星であるのかを見出そうと既に懸命に努力している。 プロキシマ・ケンタウリから出る光のわずかな変化から、このプロキシマbと呼ばれる惑星が発見された。恒星「プロキシマ・ケンタウリ」を観測していた天文学者らは、この見えない惑星により観測者側に対するこの恒星の引き寄せと引き離しが繰り返され、恒星から出る光に現れるドップラー効果が11.2日周期の周波数の上昇と低下を引き起こされることを発見した。プロキシマbについては、その質量が少なくとも地球の1.3倍であり、地球と太陽の間のわずか5%という恒星と非常に近い距離を保って周回していることを除いて、いまだに多くを知られていない。距離的に近いから、この惑星が非常に高温であることにはならない。この恒星は薄暗い赤色矮星であり、天文学者らは、液体の水が存在し得る程度にこの惑星の表面が十分冷たい可能性すらあると考えている。しかし、この惑星が居住可能であるとするのは大きな賭けである。プロキシマ・ケンタウリは、この惑星に太陽風、X線および紫外線を激しく吹き付ける荒れ狂った恒星であると考えられるためだ。 天文学者らは、プロキシマbが、その恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の前方を通過するのを見るために観測してきた。もし前方を通過すれば恒星の明るさが低下するため、この惑星の半径が明らかになり、質量と組み合わせることによってこの惑星の密度が得られるとともに、この惑星の大気を通過する恒星からの光の分析で大気の組成を知ることができる可能性がある。しかしながら、単純な幾何学的配置からはわずか1.5%の確率でしか起こらない「通過」がある見通しは暗く、これまでのところ、探索は失敗に終わっている。 科学者らは現在のところ、次の10年間に計画されている、より高性能の宇宙配備または地上配備の望遠鏡の出現を待たなければならない。しかし、それを待ちきれない人々もいる。4月には、民間が資金提供するブレークスルー・スターショットというプロジェクトによって、40兆kmにおよぶ20年間の旅において、プロキシマ・ケンタウリも存在するケンタウルス座α星という三重連星系に向け超小型宇宙船団を送り込む計画が発表され、プロジェクト・ブルーと呼ばれる別の民間の取り組みによって、特にケンタウルス座α星にある惑星の画像を取得するための望遠鏡が製作されることが期待されている。